スポーツをしている小学生の子供には、朝ごはんをしっかり食べてほしい。
そう思っていても、実際には朝からあまり食べられない子もいます。
パンを出しても進まない。
ご飯も少ししか食べない。
練習や試合がある日は、なおさら何を食べさせたらいいのか迷う。
親としては「体を大きくしてほしい」「練習中にバテないでほしい」「少しでも力をつけてほしい」と思うものです。
ただ、朝ごはんは完璧なメニューを目指すより、まずは子供が食べられる形にすることが大切です。
この記事では、スポーツをする小学生の朝ごはんについて、食が細い子でも取り入れやすい考え方とメニュー案を、親目線でまとめます。
スポーツをする小学生に朝ごはんが大切な理由
スポーツをする子供にとって、朝ごはんは一日のスタートを支える大切な食事です。
寝ている間にも体はエネルギーを使っています。朝起きたときの体は、夕食を食べてから時間が空いている状態です。
そのまま何も食べずに学校へ行ったり、練習や試合に向かったりすると、午前中に力が出にくかったり、集中しにくかったりすることがあります。
特に、運動量の多い子供は、学校生活に加えて練習や試合でも体を使います。
だからこそ、朝ごはんで少しでもエネルギーを入れておくことは大切です。
とはいえ、「たくさん食べなければいけない」と考えると、親も子供も苦しくなってしまいます。
食が細い子、朝から食べるのが苦手な子もいます。
まずは、その子が食べられる量から始めて大丈夫です。
大切なのは、毎朝完璧な朝ごはんを作ることではなく、子供が無理なく食べられる形を見つけることだと思います。
朝ごはんは「主食+たんぱく質+汁物・飲み物」で考える
スポーツをする小学生の朝ごはんを考えるとき、難しく考えすぎなくても大丈夫です。
私は、まずは次の3つに分けて考えるとわかりやすいと思っています。
- 主食
- たんぱく質を含むおかず
- 汁物や飲み物
この3つが少しでも入っていれば、朝ごはんとして整えやすくなります。
主食:ご飯・おにぎり・パン・うどん
主食は、体を動かすためのエネルギー源になります。
ご飯、おにぎり、パン、うどん、もちなど、子供が食べやすいもので大丈夫です。
スポーツをする子供の場合、「朝はパンよりご飯の方が食べやすい」という子もいます。
朝だからパン、朝だから軽く、という決まりはありません。
子供が食べやすい主食を選ぶ方が、続けやすいです。
たんぱく質:卵・肉・魚・納豆・豆腐・ヨーグルト
たんぱく質を含む食品も、スポーツをする子供には意識して取り入れたいものです。
朝ごはんで使いやすいものだと、卵、焼き魚、納豆、豆腐、ヨーグルト、チーズ、前日の肉おかずなどがあります。
毎朝しっかりおかずを作る必要はありません。
卵かけご飯、納豆ご飯、鮭おにぎり、具だくさん味噌汁など、一品の中に入れてしまうと食べやすくなります。
汁物・飲み物:味噌汁・スープ・牛乳・水分
朝から固形物が入りにくい子には、汁物が助けになることがあります。
味噌汁やスープなら、体も温まり、具材を入れれば野菜や豆腐なども一緒に取りやすくなります。
特に寒い朝や、食欲が出にくい朝は、温かい汁物があるだけで食べ始めやすくなることがあります。
また、朝は水分も不足しがちです。
お茶や水、牛乳など、子供が飲みやすいものも一緒に用意しておくと安心です。
食が細い子は「一皿で食べやすい朝ごはん」から
食が細い子に、朝から何品も並べると、それだけで気持ちが重くなることがあります。
親としては、栄養を考えていろいろ出したくなります。
でも、子供にとっては「こんなに食べなきゃいけないの?」と感じてしまうこともあります。
そんなときは、一皿や一椀で食べやすい朝ごはんから始めるのがおすすめです。(お子様ランチの朝食版みたいな感じですね!)
鮭おにぎり+味噌汁
おにぎりは、食が細い子でも比較的食べやすい朝ごはんです。
鮭を入れれば、主食と魚を一緒に取ることができます。
味噌汁に豆腐や野菜を入れれば、朝ごはんとしてかなり整いやすくなります。

ポイントはおにぎりの大きさを小さ目にすること!一口サイズにしておくとパクパクと食べてくれることがあります。
卵かけご飯+具だくさん味噌汁
卵かけご飯は、朝から時間がない日にも出しやすいメニューです。
ご飯と卵を一緒に食べられるので、食べる手間も少なくなります。
味噌汁に豆腐、わかめ、野菜などを入れると、さらに食べやすくなります。
ただし、卵の扱いは家庭の判断で、体調や保存状態にも気をつけてください。
肉そぼろご飯
朝から肉が食べたい子には、肉そぼろご飯も使いやすいです。
前日に作っておけば、朝はご飯にのせるだけで済みます。
甘辛い味付けにすると、食が進みやすい子もいます。
スポーツをする子供にとって、「朝から肉なんて重いかな」と思うかもしれませんが、本人が食べやすいなら選択肢に入れてよいと思います。

うちの子も肉そぼろご飯大好きです!肉そぼろと卵そぼろの2色丼にすると喜んでくれます。
肉そぼろは瓶詰も売っているので、そういうもので代用してもいいですね
納豆ご飯+味噌汁
納豆が好きな子なら、納豆ご飯は手軽で続けやすい朝ごはんです。
ご飯にのせるだけなので、忙しい朝にも出しやすいです。
味噌汁と合わせれば、温かさもあり、食べ始めやすくなります。

納豆ご飯に味付け海苔を出すと、手巻き寿司のようにして食べてくれます。パリパリの歯ごたえもアクセントになって食が進むようです
うどん+卵
朝からご飯が重く感じる子には、うどんも選択肢になります。
温かいうどんに卵を入れると、のどを通りやすく、寒い朝にも食べやすいです。
消化の面でも、試合前や練習前に取り入れやすい家庭もあると思います。

いつものうどんに飽きたようでしたら、稲庭うどんや太いうどんなど、うどんの形状を変えると食べてくれます。腹持ちも良いうえに消化も良いので、補食に持たせたりもしています!
朝から食べられない子にできる工夫
朝ごはんが大切だとわかっていても、どうしても食べられない子もいます。
そんなときに「食べなさい」と言い続けると、朝ごはんの時間そのものが嫌になってしまうことがあります。
まずは、食べられる形に近づけることを考えます。
量を少なくして出す
食が細い子には、最初から普通の量を出さなくても大丈夫です。
小さなおにぎり1個。
味噌汁だけ。
バナナ半分。
ヨーグルト少し。
このくらいから始めてもよいと思います。
「これだけ?」と思う量でも、何も食べないよりは前進です。
食べられた経験を積むことで、少しずつ量が増えることもあります。
前日の夜に準備しておく
朝は時間がありません。
親も忙しく、子供も眠そうで、ゆっくり食べる余裕がないこともあります。
だからこそ、前日の夜に少し準備しておくと楽になります。
- おにぎりを作っておく
- 味噌汁の具を切っておく
- 肉そぼろを作っておく
- ゆで卵を用意しておく
- 前日の肉おかずを少し残しておく
朝に全部作ろうとすると大変ですが、温めるだけ、のせるだけにしておくと続けやすいです。
温かいものを出す
朝は体がまだ起きていないので、冷たいものや乾いたものが入りにくい子もいます。
そんな子には、温かい味噌汁、スープ、うどん、雑炊などが食べやすいことがあります。
特に、パンが進まない子は、ご飯や汁物の方が合っている場合もあります。
「朝食らしいメニュー」にこだわらず、その子が食べやすい温度や形を探してみるとよいです。
練習前後の補食で補う
朝にたくさん食べられない場合は、補食で補う考え方もあります。
たとえば、練習前や練習後に、小さなおにぎり、バナナ、ヨーグルト、チーズ、サンドイッチなどを取り入れる方法です。
一度にたくさん食べられない子は、朝・昼・夜の3回だけで考えるより、少しずつ分けて食べる方が合っていることがあります。
ただし、練習や試合の直前に食べすぎると、動きにくくなる子もいます。
量やタイミングは、子供の様子を見ながら調整していきましょう。
練習や試合がある日の朝ごはん
練習や試合がある日の朝ごはんは、普段よりもさらに迷います。
しっかり食べてほしいけれど、食べすぎて動きにくくなるのも心配です。
特に試合の日は、緊張して食欲が落ちる子もいます。
そんな日は、食べ慣れたものを中心にするのがおすすめです。
- おにぎり
- 味噌汁
- うどん
- バナナ
- ヨーグルト
- 卵
- 前日から食べ慣れているおかず
反対に、試合の日だけ急に新しいメニューを出したり、脂っこいものを多くしたりすると、子供によっては合わないことがあります。
普段から食べ慣れているものの中で、エネルギーになりやすく、本人が食べやすいものを選ぶと安心です。
また、朝ごはんと一緒に水分も忘れないようにしたいです。
夏場や長時間の練習がある日は、朝の時点から水分補給を意識しておくとよいと思います。
わが家で試しやすかった朝ごはん例
わが家の子供も、朝からパンがあまり進むタイプではありません。
以前、本人に聞いてみたところ、「肉やご飯がいい」と言ったことがありました。
それまでは、朝ごはんというと、パンや軽いものを出す方が楽だと思っていました。
でも、本人にとっては、パンよりもご飯の方が食べやすかったようです。
スポーツをする子供にとって、親が「朝はこれくらいでいいかな」と思うものと、本人が食べたいものが違うこともあるのだと感じました。
それからは、小さめのおにぎり、卵、味噌汁、前日の残りの肉おかずなど、朝でも食べやすそうなものを少しずつ出すようにしています。
1点心がけた点としては、お味噌汁の具を多めにすること!と、ごはんが進まない日はごはんにお味噌汁をかけて、わが家でいう「にゃんにゃんごはん」にしたことです。味噌汁かけごはんのようにすると、同じメニューでも食べ方が変わって食べやすいことがあります。
もちろん、毎日きれいに整った朝ごはんが出せるわけではありません。
忙しい朝は、おにぎりだけの日もあります。味噌汁だけ何とか出す日もあります。
それでも、「何を食べさせるべきか」より先に、「この子は何なら朝に食べられるのか」を考えるようになってから、少し気持ちが楽になりました。

前の日に「明日の朝ごはんなにがいい?」と聞いて、なるべくリクエストにこたえるようにしています。「甘いのいい」「バナナがいい」など答えたときは「自分が食べたいと言ったもの」という考えがあるのか、口にしてくれます。
また、たまには、おかゆやお茶漬け、さつまいもなど、いつもと違ったものを出すと飽きないようです。
無理に完璧な朝ごはんを目指さなくていい
スポーツをする子供の朝ごはんというと、栄養バランスの整った理想的なメニューを思い浮かべるかもしれません。
ご飯、焼き魚、卵、野菜、味噌汁、果物。
もちろん、そうした朝ごはんが用意できれば素晴らしいです。
でも、毎日そこを目指すと、親が疲れてしまうこともあります。
食が細い子の場合、せっかく作っても食べられず、親もがっかりしてしまうかもしれません。
だから、最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。
まずは、何か食べる。
次に、主食を少し入れる。
余裕があれば、卵や肉、魚、豆腐、納豆、ヨーグルトなどを足す。
汁物や飲み物で水分も取る。
このくらいの段階で考えてよいと思います。
朝ごはんは、親の頑張りを見せる場ではありません。
子供が一日を始めるために、無理なく食べられるものを見つける時間です。
まとめ:子供が食べられる形で、少しずつ整えよう
スポーツをする小学生の朝ごはんは、完璧なメニューを毎日作る必要はありません。
大切なのは、子供が食べられる形で、少しずつ朝のエネルギーを入れていくことです。
まずは、ご飯やおにぎりなどの主食。
そこに、卵・肉・魚・納豆・豆腐・ヨーグルトなどを少し足す。
味噌汁やスープ、飲み物で水分もとる。
このくらいの考え方で十分です。
食が細い子は、一度にたくさん食べられないこともあります。
その場合は、小さなおにぎりや補食を使いながら、無理なく続けられる形を探していきましょう。
親が頑張りすぎるより、子供が「これなら食べられる」と思える朝ごはんを見つけることが、長く続けるための第一歩です。
※この記事は、家庭でできる朝ごはんの工夫を親目線でまとめたものです。食物アレルギー、体調不良、極端な食欲不振、体重減少などがある場合は、医師や管理栄養士など専門家に相談してください。


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