スポーツをしている子供を見ていると、親として「家でも何かできることはないかな」と考えることがあります。
体が小さい。
力が弱く見える。
走るのが苦手。
バランスを崩しやすい。
周りの子との差が気になる。
そんな姿を見ると、家庭でできるトレーニングや体づくりのグッズが気になる親御さんもいると思います。
ただ、子供の体づくりは、グッズを買えばすぐに変わるというものではありません。
大切なのは、子供が無理なく、楽しく、続けられる形で体を動かすことだと思います。
この記事では、スポーツをする子供の体づくりを家庭で支えるときに、使いやすいトレーニンググッズの選び方や注意点を親目線で整理します。
※この記事は、家庭でできる運動やグッズ選びの工夫を親目線でまとめたものです。痛み、けが、体調不良がある場合や、運動に不安がある場合は、医師や専門家、指導者に相談してください。
子供の体づくりは「鍛える」より「楽しく動く」から考える
子供の体づくりというと、筋トレや体幹トレーニングのようなものをイメージするかもしれません。
もちろん、体を支える力やバランス感覚はスポーツをするうえで大切です。
でも、小学生のうちは、大人のように追い込むトレーニングよりも、遊びの延長でいろいろな動きを経験することが大切だと思います。
走る、跳ぶ、投げる、しゃがむ、支える、バランスを取る。
こうした動きを、楽しく続けられる形にできると、子供も前向きに取り組みやすくなります。
家庭で使うトレーニンググッズも、「効果がありそうだから」だけで選ぶのではなく、子供が嫌がらずに使えるかを大切にしたいです。
家庭用トレーニンググッズを選ぶ前に考えたいこと
トレーニンググッズを買う前に、まず考えたいのは「何のために使うのか」です。
なんとなく良さそうだから買うと、数回使って終わってしまうことがあります。
選ぶ前に、次のような点を考えてみるとよいと思います。
- 子供が楽しんで使えそうか
- 家の中で安全に使えるか
- 置き場所に困らないか
- 親が見守れる範囲で使えるか
- スポーツの動きに無理なくつながるか
- 子供の体格に合っているか
特に小学生の場合、難しすぎるものや、使い方が複雑なものは続きにくいです。
まずは、簡単に使えて、遊びながら体を動かせるものから考えると取り入れやすいです。
バランスボールは遊びながら体を使いやすい
バランスボールは、家庭でも取り入れやすいグッズのひとつです。
座ってバランスを取ったり、軽く体を揺らしたりするだけでも、子供にとっては楽しい遊びになります。
ただし、バランスボールは転倒の危険もあります。
使うときは、周りに家具や角のあるものがない場所で、親が見守れる範囲で使うようにしたいです。
また、子供の身長や体格に合わない大きすぎるボールは扱いにくいことがあります。
サイズを選ぶときは、子供が無理なく座れるか、足が床につくかを確認すると安心です。
バランスボールは「これで必ず体幹が強くなる」というより、家の中で体を動かすきっかけとして考えると使いやすいです。
ラダーは走る動きや足の運びを楽しく練習しやすい
ラダーは、はしごのような形のトレーニンググッズです。
地面に置いて、マスの中をステップしながら進んだり、リズムよく足を動かしたりして使います。
野球、サッカー、バスケットボールなど、足を素早く動かすスポーツをしている子には、遊び感覚で取り入れやすいです。
ただし、速く動くことばかりを意識すると、転びやすくなることもあります。
最初はゆっくり、正確に足を置くことから始めると安心です。
屋外で使う場合は、平らな場所で、周囲に危ないものがないかを確認しましょう。
親子で「何回できるかな」と遊びながら使うくらいの方が、子供も続けやすいと思います。
なわとびは手軽に始めやすい体づくりグッズ
なわとびは、手軽に始めやすい運動グッズです。
高価な道具ではなく、場所も大きく取りにくいため、家庭でも取り入れやすいです。
跳ぶ、リズムを取る、腕を回す、着地するなど、いろいろな動きが入っています。
ただし、なわとびが苦手な子に無理に何十回も跳ばせると、嫌になってしまうことがあります。
最初は回数よりも、「少し跳んでみる」「前より1回多くできた」くらいでよいと思います。
また、室内で行うと床や家具に当たることもあるので、安全な場所を選びましょう。
ミニハードルやコーンは遊びながら動きを増やせる
ミニハードルやコーンは、走る、またぐ、よける、方向を変えるといった動きを作りやすいグッズです。
庭や広いスペースがある場合は、簡単なコースを作って遊ぶこともできます。
たとえば、コーンを並べてジグザグに走る。
ミニハードルをゆっくりまたぐ。
親子でタイムを測って遊ぶ。
こうした使い方なら、トレーニングというより遊びに近い形で取り入れられます。
ただし、転倒しやすい場所や狭い室内では危険です。
使う場所と安全面を確認しながら、無理のない範囲で行いましょう。
トレーニングマットはストレッチや軽い運動に使いやすい
トレーニングマットは、ストレッチや軽い運動をするときに使いやすいグッズです。
床の上でそのまま動くと、膝や手が痛く感じることがあります。
マットがあると、座ったり寝転がったりする運動がしやすくなります。
子供だけでなく、親も一緒にストレッチをするきっかけにもなります。
ただし、マットの上で激しく跳んだり走ったりすると、滑ることがあります。
使う運動に合わせて、安全に使えるか確認しましょう。
グッズを買っても続かないことはある
家庭用トレーニンググッズは、買っただけで続くわけではありません。
最初は楽しそうに使っていても、数日で飽きてしまうこともあります。
それは、子供が悪いわけではありません。
小学生の場合、同じことを毎日コツコツ続けるのは難しいこともあります。
だからこそ、グッズを使うときは、短い時間で、遊びのように取り入れるのがおすすめです。
- 1日5分だけやる
- 親子で一緒にやる
- できた回数を軽く記録する
- ゲームのようにして楽しむ
- できなかった日があっても責めない
続けることを目的にしすぎると、親子でしんどくなります。
できる日に少しやるくらいでも、体を動かすきっかけになります。
親がコーチになりすぎないことも大切
家庭でトレーニングをするときに気をつけたいのは、親がコーチになりすぎないことです。
子供のためにと思っていても、つい口出しが増えてしまうことがあります。
「もっとちゃんとやって」
「なんでできないの」
「これくらいやらないと上手くならないよ」
そんな言葉が増えると、子供は運動そのものを嫌に感じてしまうかもしれません。
家庭での運動は、チーム練習とは違います。
親子で少し楽しく体を動かす時間として考える方が、続けやすいです。
「今日はこれだけできたね」
「昨日よりスムーズだったね」
「少しやって終わりにしようか」
そんな声かけの方が、子供は安心して取り組みやすいと思います。
体が小さい子や運動が苦手な子は無理をしない
体が小さい子や、運動が苦手な子の場合、家庭で何かさせたくなる親の気持ちはよくわかります。
でも、無理な運動や、難しすぎる動きは、子供の自信をなくすことがあります。
できないことを何度も指摘されると、「自分は運動が苦手なんだ」と思い込んでしまうこともあります。
まずは、子供ができる動きから始めることが大切です。
体が小さい子のスポーツの支え方については、体が小さい子をスポーツで支える考え方でもまとめています。
また、試合に出られないことや、周りとの差で親が焦ってしまう場合は、レギュラーになれない子を支える親の考え方も参考にしてみてください。
わが家でも感じた「続ける難しさ」
わが家でも、子供の体づくりや運動のために、家でできることを考えたことがあります。
親としては、少しでも力がついてほしい、体の使い方がよくなってほしいと思います。
でも、実際には、子供の気分や疲れ具合によって、やる日もあればやらない日もあります。
親がやる気になっているのに、子供が乗り気ではない日もあります。
そんなときに無理にやらせようとすると、親子で嫌な空気になってしまうことがあります。
だから、家庭での運動は「絶対にやるもの」ではなく、「できる日に少しやるもの」と考えるくらいがちょうどよいのかもしれません。
子供が楽しく続けられること、親も追い込みすぎないこと。
そのバランスを取りながら、家庭に合う形を探していきたいと思っています。
家庭用トレーニンググッズを選ぶときのチェックリスト
最後に、子供用の家庭用トレーニンググッズを選ぶときのチェックポイントをまとめます。
- 子供が楽しんで使えそうか
- 子供の体格に合っているか
- 家の中や庭で安全に使えるか
- 置き場所に困らないか
- 使い方が難しすぎないか
- 親が見守れる範囲で使えるか
- 短時間でも取り入れやすいか
- 子供が嫌がったときに無理をしないで済むか
高いグッズを買えばよいというわけではありません。
子供が無理なく使えて、家庭で続けやすいものを選ぶことが大切です。
まとめ:子供の体づくりは無理なく楽しく続けよう
スポーツをする子供の体づくりを家庭で支えたいとき、トレーニンググッズはひとつのきっかけになります。
バランスボール、ラダー、なわとび、ミニハードル、マットなど、家庭で使いやすいものはいろいろあります。
ただし、グッズを買えば必ず変わるわけではありません。
大切なのは、子供が無理なく、楽しく体を動かせることです。
親がコーチになりすぎず、できたことを認めながら、短い時間で取り入れていくと続けやすくなります。
体づくりは、焦って結果を求めるより、家庭でできる範囲の小さな積み重ねとして考えていきたいですね。

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