子供が試合に出られない日が続くと、親としてとてもつらくなります。
朝早くから準備して、練習や試合に行く。
ユニフォームを着て、ベンチで声を出している。
でも、最後まで出番がない。
出ても、ほんの少しで交代になる。
そんな姿を見ると、親の方が胸が苦しくなることがあります。
「うちの子も頑張っているのに」
「どうして出してもらえないんだろう」
「このままでいいのかな」
そう思ってしまうのは、親として自然なことです。
ただ、試合に出られない時間が続くときほど、親の関わり方はとても大切になります。
この記事では、試合に出られない子を親がどう支えればよいのか、家庭でできる声かけや考え方を親目線で整理します。

朝早く起きてお弁当を作って、応援やサポートに出向く・・。
親としても自分の行動が無駄になったような気がして、つらくなりますよね・・
試合に出られない子を見る親もつらい
試合に出られない子を見ていると、子供本人だけでなく、親もつらくなります。
子供が努力している姿を見ているからこそ、報われてほしいと思います。
家で素振りをしている。
暑い日も寒い日も練習に行っている。
荷物を持って、朝早くから試合に向かっている。
ベンチでも声を出して応援している。
それなのに出番が少ないと、親としてはどうしても苦しくなります。
周りの子が試合に出ている姿を見ると、比べたくなくても比べてしまうことがあります。
「あの子は出ているのに」
「うちの子だけどうして」
「何が足りないんだろう」
そんな気持ちになることもあると思います。
親が悔しいと思うこと自体は悪いことではありません。
それだけ子供を見ているからこそ、つらくなるのだと思います。
ただ、その悔しさをそのまま子供にぶつけないようにしたいです。
親の苦しさが大きくなりすぎると、子供は「自分は親をがっかりさせている」と感じてしまうことがあります。
まずは子供がどう感じているかを見る
試合に出られないと、親はつい「悔しいよね」「つらいよね」と思ってしまいます。
もちろん、子供本人も悔しがっている場合があります。
でも、子供の感じ方は一人ひとり違います。
ものすごく悔しがる子もいれば、表には出さない子もいます。
親が思うほど気にしていない場合もありますし、逆に平気そうに見えて深く傷ついている場合もあります。
だから、まずは子供の気持ちを決めつけないことが大切です。
「今日どうだった?」と聞いても、子供がうまく答えられないこともあります。
そんなときは、少し聞き方を変えてみると話しやすくなる場合があります。
- 今日は楽しかったことあった?
- ベンチで見ていて気づいたことあった?
- 悔しい気持ちはあった?
- 次はどんなことを頑張りたい?
- 今日は疲れた?
答えを無理に引き出さなくても大丈夫です。
子供が話したくなったときに話せる空気を作っておくことが、親にできる大切な支えだと思います。
試合に出られなかった日の声かけ
試合に出られなかった日は、親も何を言えばいいのかわからなくなることがあります。
励ましたいけれど、軽く言いすぎると傷つけそう。
悔しさをわかってあげたいけれど、親が泣きそうになる。
何かアドバイスしたいけれど、今言っていいのか迷う。
そんな日もあると思います。
まず伝えたいのは、評価ではなく労いです。
- お疲れさま
- 最後までよく頑張ったね
- 声を出して応援していたね
- ベンチでもちゃんと見ていたね
- 今日は悔しかったね
試合に出られなかった日は、子供自身も何かを感じていることがあります。
そのときに、すぐに「もっと練習しないと」「だから出られないんだよ」と言われると、心の逃げ場がなくなってしまうかもしれません。
もちろん、練習や改善が必要なこともあります。
でも、試合直後はまず気持ちを受け止める時間にしてもよいと思います。
反省や練習の話は、少し落ち着いてからの方が入りやすいこともあります。
ベンチの時間にも意味はある
試合に出られないと、ベンチにいる時間が無駄に感じてしまうことがあります。
親としても、「せっかく来たのに」「ただ座っているだけに見える」と思ってしまうことがあるかもしれません。
でも、ベンチの時間にも意味はあります。
試合の流れを見る。
仲間のプレーを見る。
声を出して応援する。
次に自分が出るかもしれない準備をする。
監督やコーチの指示を聞く。
こうした経験も、子供にとっては大切な時間です。
もちろん、ずっと試合に出られないことを「それでいい」と言いたいわけではありません。
出場機会は大切です。
ただ、出られなかった日を全部「意味がなかった」としてしまうと、子供の頑張りまで見えなくなってしまいます。
親が「今日も何もできなかったね」と見るのではなく、「ベンチでもできたことがあったね」と見つけてあげることも大切です。
親ができる具体的な支え方
試合に出られない子を支えるために、親ができることは特別なことばかりではありません。
日々の小さな関わり方が、子供の気持ちを支えることがあります。
家庭では安心できる場所を作る
試合や練習では、子供は評価される場面が多くあります。
上手くできたか。
ミスをしなかったか。
試合に出られたか。
監督やコーチにどう見られたか。
だからこそ、家では安心できる場所でありたいです。
帰ってきてすぐに反省会を始めるより、まずは「お疲れさま」と声をかける。
子供が話したそうなら聞く。話したくなさそうなら、無理に聞き出さない。
家まで評価の場になってしまうと、子供は休まる場所がなくなってしまいます。
できたことを具体的に見る
試合に出られなかった日は、親も「出られなかった」という事実ばかりに目が向きます。
でも、その日にもできたことはあるかもしれません。
- 朝から準備して行けた
- 最後までベンチで声を出した
- 道具の準備を手伝った
- 試合をよく見ていた
- 仲間を応援できた
- 練習では前より動けた
大きな結果ではなくても、子供の中には積み重なっているものがあります。
親がそこに気づいて言葉にすると、子供は「ちゃんと見てもらえている」と感じられることがあります。
親の悔しさを整理する
試合に出られない子を見ていると、親の悔しさも大きくなります。
その気持ちは自然なものです。
でも、親の悔しさと子供の気持ちは分けて考えたいです。
親はつらいけれど、子供はまだ頑張りたいと思っているかもしれません。
親はもう移籍させたいと思っていても、子供は仲間と一緒にいたいと思っているかもしれません。
親の感情が大きくなったときほど、一度立ち止まって「これは子供の気持ちなのか、私の気持ちなのか」と考えてみることも大切です。
指導者に相談するなら聞き方を工夫する
試合に出られない理由がわからないときは、指導者に相談することも選択肢です。
ただし、相談の仕方には気をつけたいです。
いきなり「どうしてうちの子を出してくれないんですか」と聞くと、相手も身構えてしまうかもしれません。
相談の目的は、出場を強く求めることではなく、子供が次に何を頑張ればよいのかを知ることです。
たとえば、次のような聞き方があります。
- 今、本人はどんなところを頑張ればよいでしょうか。
- 試合に出るために意識した方がよいことはありますか。
- 家庭でサポートできることはありますか。
- 本人が少し落ち込んでいるようなので、練習での様子を教えていただけますか。
聞いてみることで、親が見えていなかった課題がわかることもあります。
反対に、相談しても納得できないこともあるかもしれません。
その場合も、すぐに感情で動くのではなく、子供本人の気持ちやチーム方針を含めて考えていきたいです。
レギュラーになれない時期の親の考え方については、レギュラーになれない子を支える親の考え方でもまとめています。
出場機会だけで子供の価値を決めない
試合に出られるかどうかは、子供にとって大きなことです。
親にとっても、とても気になります。
でも、試合に出られないことだけで、子供の価値が決まるわけではありません。
スポーツを通して学べることは、試合の出場だけではありません。
- 続けること
- 仲間を応援すること
- 悔しい気持ちと向き合うこと
- 準備や片付けをすること
- 自分の課題を知ること
- 少しずつ成長すること
もちろん、試合に出たい気持ちは大切です。
出場機会がまったくない状態が長く続けば、子供のやる気が下がることもあります。
だからこそ、出場機会について考えることと、子供の価値を出場だけで決めないことの両方が大切です。
環境を見直すことも選択肢のひとつ
試合に出られない状況が長く続き、子供の気持ちがつらそうな場合は、環境を見直すことも選択肢になります。
今のチームが悪いということではありません。
チームには方針があり、目指す野球があります。
その方針が合う子もいれば、合わない子もいます。
勝利を重視するチーム、全員参加を大切にするチーム、基礎づくりを重視するチームなど、少年野球のチームにはいろいろな形があります。
子供に合う環境を考えることは、逃げではありません。
今のチームで頑張る。
指導者に相談する。
少し休む。
別のチームを見学する。
移籍を考える。
どれも選択肢です。
少年野球のチーム選びについては、少年野球のチーム選びで見るべきポイントでもまとめています。
また、移籍を具体的に考え始めた場合は、少年野球を移籍したいと思ったときの考え方も参考にしてみてください。
わが家でも感じた「見守るだけのつらさ」
わが家でも、子供が試合に出られない時間を見ていて、親の方が苦しくなることがありました。
本人が頑張っていることを知っているからこそ、出番がないと胸が痛くなります。
ベンチで声を出している姿を見ると、「こんなに頑張っているのに」と思ってしまうこともあります。
逆に声を出していなくても試合に出ている子を見ると「声なんて出さなくてもいいんじゃん」と正直、腹立たしい思いを感じることもありました。
でも、親が悔しさを大きくしすぎると、子供は「自分はダメなんだ」と感じてしまうかもしれません。
だからこそ、子供が試合に出られなかった日ほど、家では安心できる空気を作りたいと思っています。
出られなかったことだけを見るのではなく、今日も行ったこと、声を出したこと、仲間を応援したこと、最後までそこにいたこと。
そういう小さな頑張りも、ちゃんと見ていきたいです。
親としては悔しいです。
でも、その悔しさで子供を追い詰めるのではなく、子供がまた前を向けるように支えていけたらと思っています。

野球ママに相談したところ、「試合だけがすべてじゃない!」と
励まされました。そうですよね。試合に出ることだけがすべてではありません。
子供の成長に少し余裕をもって、見守ることにしました。
試合に出れらなかったからこそ、悔しい思いや特別な気持ちがあの子にはあって、
それが上達につながるのだと、信じることにしました。
心の中では「今に見てろよ!」という気持ちはありましたけどね笑
まとめ:試合に出られない日も子供の頑張りは消えない
試合に出られない子を見ていると、親もつらくなります。
頑張っている姿を知っているからこそ、試合に出てほしい、認められてほしいと思うのは自然なことです。
でも、試合に出られない日があっても、子供の頑張りが消えるわけではありません。
親にできるのは、子供の気持ちを決めつけず、まず受け止めること。
家では安心できる場所を作ること。
出場機会だけでなく、小さな成長や努力にも目を向けること。
必要であれば、指導者に相談したり、環境を見直したりすることも大切です。
試合に出られない時間は、親にとっても苦しい時間です。
それでも、子供が自分を否定せず、また頑張ろうと思えるように、焦らず支えていきたいですね。

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